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2013年6月

2013年6月15日 (土)

ウェールズに勝った日

 これがモノホンのウェールズ協会代表でないこと、つまり2011年ワールドカップ四位のチームを母体とし、今年のシックスネーションズを制したレッドドラゴンの一本目でないことは、ラグビー・ファンなら誰でも知っている。はるばるファー・イーストの島国を訪ねてくれた若い選手たち――ありがとう、そしてお気の毒さま!――にはこんな高温多湿の中でプレーした経験がない点も承知している。それでもやはりこれは正式なテストマッチであって、日本協会代表が勝利したということは歴史的事実としてたぶん永遠に残る。誠に晴れがましい慶事である。

 冷静にゲームを振り返れば、ウェールズが大外までボールをほとんど動かさなかったことで日本は助かった。第二テストでの失トライはまさにそのようにして外側にミスマッチを作られたことによるわけだが、逆にいうとあれ一本だけというのは、幸運ともいえるし、ウェールズ側が日本を見くびって、外に振らなくとも内側で簡単に崩せると考えていたからともいえるだろう。対策は他に、SH田中はおそらく止められないから、せめてSO立川は抑えようというくらいではなかったか。日本側のアタックとしては、立川のところでラインブレークできれば非常に有利になるのだけどね。それはさすがにさせてもらえなかったということ。

 WTB福岡にトライを取らせるような形にはならなかったが、大畑をたぶん超える俊足と、同じ年代の大畑より高いように見える守備意識は、新たなエースの誕生を予感させた。怪我にだけはくれぐれも気を付けて2015年、そしてもちろん2019年のワールドカップで活躍してください。

 二番手SHの日和佐は、ブレークダウンでボールから目を離す場面が二、三あり、失ターンオーバーの原因となっていた。能力は高いはずだが、これではちょっと任せられないな。ヘッドコーチがおそらくは指摘しているのだろうけど。

 このテストマッチ、梅本洋一さんはどうコメントするかなと、自然にnobodyのサイトにアクセスしようとして、ああ、梅本先生は鬼籍に入られた――まだ信じられないけれど――のだったと、思い返した。ちょっと泣けてくるけど、先生、ついに勝ちましたよ。

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 そういう慶ばしい日に見たテレビ番組「たかじんNOマネー」では橋下徹が例の発言に関し弁明を行なっていた。
 率直なところ、彼の発言の何が問題なのか、わたくしにはわからない。

 ・本当にそういうことがあったのならきちんと片をつけていつまでも――千年とかいってますが――ゴチャゴチャ言わせぬようにしようということ、そして
 ・敗戦国だからといって日本のことをあれこれ責めるけれど、韓国は例えばベトナムでひどいことをしたよねと、イギリスも数多い中の一例としてインドでひどいことをやったよね、フランスも、オランダも、中国も、そしてもちろんアメリカも、かつて日本やベトナムその他でひどいこと、本当にひどいことをしでかしたわけだし、今も世界のどこかでやっているよねと、反論しようということ、

これが骨子だと思うけれど、何処におかしな点があるのか。

 ああ、ひとつ問題点を挙げるなら、誰かの悪意によって「従軍慰安婦」がいつの間にやら sex slaves と「翻訳」され、それが定着しつつあるらしいので、そうすると正しいことを言っているのに、その sex slaves という言葉だけが取沙汰されて益々日本の立場が悪くなってしまいかねないということはあるだろう。これって、翻訳研究とか地域文化研究とかの重要な主題になるんぢゃないのかな。
 (一般には、戸塚悦朗なる弁護士が国連人権委においてそのような方向付けを行なったことになっている。1992年のことであると。二十年かけて定着してしまった誤訳をひっくり返すのは容易ではないけれど。)

 番組では大谷やら須田やら飯田橋やらが揚げ足取りに終始していたけれど、いったい君たちは何処の国の人なの?
 反体制というのは、まあたぶん社会には必要。だけど、「体制に対する批判・監視」と称して、大多数のマスメディアや「良識派」文化人・コメンテーターが打ち出す主張が、中国政府や韓国政府の主張にどうにもこうにも沿った形で展開されるのは何故かしら? ああいった連中は、それぞれの国における体制そのものでしょうが。
 そういう「良識派」とやらは、ふつうの言葉では売国奴というのだけど、あるいはもっと穏健に、中国や韓国のロビイストのエージェントでも構わぬけれども、いずれにせよわかってないのかな。本当の左翼、本当の反体制(そのようなものがあるとしての話だが)とは、外国の反体制派と連帯し、共同戦線を張るものだということが。だいたい、右翼だの左翼だのいわれるけれど、語源に遡れば、いずれ革命政府内での分類なのだから、日本のメディアは全然違いますよね。
 真の左翼とは、地球規模の反体制であるイランとの連帯をたとえば模索するものだ。

 共産党や公明党は、党組織、党の運営はまともに見えるが、与党としては好ましくない。自民党はとにかく景気をよくしてくれたらよいのだが、どうせアメリカには何もいえまいし(というか自民も別方向での売国奴だよね)、ワタミの社長を候補に立てるようなセンスには辟易せざるをえない(福島の原発の問題を放置した安倍の過失は問われぬまま終わるのか?)。民主党や社民党は次の選挙で潔く無と化してほしい。中韓ロビイストのエージェントみたいな政党は要らん。維新は維新で「燃える闘魂」(だったっけ?)を担いじゃって、また北朝鮮、朝鮮民主主義人民共和国にでも派遣するのか?――せっかくウェールズに勝った記念すべき日に、「戦争に負けるとはこういうことか」と改めて思わされるなんて!

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