カテゴリー「雑」の記事

2008年12月27日 (土)

クリスマスなので……

 大雑把にはまだクリスマスなので、シルヴィ・カスパールの声で小噺(Contes de Noël)を聴こうと思ったのだが、Flash プレーヤーをブロッグに埋め込むことはできなかった。残念。御関心のある向きは直接アルテのサイトからどうぞ(Un conte de Noël lu par la voix d'Arte 1)。代わりに、とはいえ時節とはほとんど何の関係もないけれど、別の朗読を(Bienvenue aux États-Unis)。マッキントッシュでも作動するかどうかは確認していません。うちの Safari for Windows では大丈夫でしたが。

 

 

 シルヴィの「いたづら好き」なところが顔を覗かせているのに気づかれたろうか。Ô ! comme elle parle doucement ! これだけだとただのミーハーと思われるから(事実ミーハーではあるけれど!)、衒学ぶってヘルデルリンの詩篇の独仏二言語による朗読も埋め込んでみる。四季それぞれがテーマとなっている四篇のうち「」篇

 

 

 ついでに、パソコンにまつわるごく些細な疑問を三つほど書きつけておこう。誰か親切な方が教えてくれるかもしれないから。

 わたくしはウェブ・ブラウザが好きなのだがそれは、「ネット中毒」だからではなく、スペース・キーを押すだけで「ページ」を送ることができるからである。ページというか何というか、要するにスクロールバーをクリックし続けたり、マウス・ホイールをグリグリしないで済むのが簡便だからということなのだが(MS Word などの使用中でもついスペースバーを押し下げてしまうことがある)、時折、スペースを押しても画面が下に(シフトを同時に押す場合は上に)動かぬことがある。これは何故なのだろう? 原因や対処法を御存知の方、御教示いただけると助かります。ブラウザはシェア・ナンバーワンの IE です。

 それと関連するいまひとつの問題は、閲覧中のページに埋め込まれた Youtube 映像が、スペースを押すことによって、読み込み・再生を始めてしまうことだ。文を読むのに端的に邪魔となるし、そもそもブラウザの動作が重くなるので(つまりは機械が古いということ)、興味の特に惹かれない音声・映像はやり過ごしたいのだが――といいつつ同じようなことを上でしてしまっているのは内緒だ――、画像・映像読み込みやスクリプト読み込み機能をオフにしても、まったく影響がないのはどうしてだろうか。ううむ……。

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2007年9月20日 (木)

Velib' 実践篇

 Velib' に申し込んで二週間弱、ようやく年間契約カードが届く。
 
年間契約のカードは一見ただのプラスチック・カードだが中に IC チップが埋め込まれており、使用時は自転車がドッキングされている borne(端子というかターミナルというかマイルストーンというかそういうもの)に直接かざすだけで済むのが便利である。

 ただ、注意しないと余計な出費生じかねないことが、実践を通じわかってきた。

1 昼間、繁華街に出る場合、20 分を過ぎた頃からステーションを探すべきである。

たいていのステーションにはすでに空きがないので、二つ三つ、場合によってはそれ以上のステーションを回らねばならない可能性が出てくる(各ステーションには近接ステの地図がある)。万全を期すなら、目的地の手前で返却してあとは歩いた方がよい。
 住宅街の場合は逆になる。日中は自転車が一台も残っていないことが多く、待つか歩いて別のステを目指すか、他の交通機関を利用するかしなくてはならない。
〔追記 その後、空きのないステで「15 分無料延長手続」が出来ることを知った。よく考えられた仕組ではある。〕

 他に注意すべき点としては、

2 借りる前に自転車の状態をチェックすべきである。

前のカゴがぐらついているのはかなり多いし、パンクしているもの、チェーンが外れているものも少なからずある。また、ハンドルがどうしようもなく曲がってしまっているものもある(かなりひどいぶつけ方をしないとこうはなるまいと思わせるような状態)。
 
一度借りると、返却後 5 分間は新しい自転車を借りることができないので、時間の無駄を防ぐために必ずチェックして、選ぶべき自転車の番号を決めてから機械を操作するようにしたい。
 
まあ、チェーンは棒切れのようなものがあれば手を汚さず直すこともできるはずだし、パンクの場合でも根性で次のステまで走り抜くことは不可能ではない(というか、わたくしはそうした)。自分が乗っていて故障してしまった場合も、おそらくそのまま返却すればよいようである。修理してくれる人が巡回しているのを見たことがある。
〔自分が壊したのであれ何であれ、具合の悪い自転車をドックに戻す場合、サドルを前後さかさまにしておくのが礼儀というか親切だそうである。〕。

3 また、一方通行の道が想像以上に多いので、目的地までの理論上の所要時間はあてにならない。

先日、自宅近辺から日本大使館まで用足しに、経済観念の赴くまま Velib' で大遠征したことがあった。理論上は 30 分前後のところを乗り継いで(チェーンが外れるなどのアクシデントもあったが)とにかく辿り着き、用事を済ませた。帰りも同じ道順でと思っていたら、なんとオスマン大通りが一方通行だった。つまりわたくしは、つい数十分前に自分が自転車で通った道が一方通行であることに気づかなかったのである。莫迦もたいがいに……と自分で呆れたが、車道を走るのはかなり危険が伴うし、信号のないところや路上駐車の間からひょっこりロラン・バルトが飛び出してくるかもしれないしということで必死だったのと、そもそもかなり広い道ではあったので、一方通行だとは全然気づかなかったのである。

 ともあれ、利用される方は無理をせず、くれぐれも安全運転を心掛けて欲しいと思います。

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2007年8月27日 (月)

Velib' 試乗篇

 シネマテークの帰り、まだ多少明るく天気も好かったので、以前から気になっていた市営貸し自転車 Velib' のポイントを探し、乗って帰ることにした。

 29 ユーロ(で 1 回 30 分以内なら無料)という年間契約がたいそう魅力的なのだが、問題は自転車が必要なときにつねに利用可能かという点である。様子を伺うかぎり、平日の住宅街の自転車は多くが出払っているようだが(逆に繁華街や中心地では溢れている)、ポイントも自転車自体も倍増されるそうなので、そのうち本格的に利用することになるかもしれない。
 リヨン駅付近から家まで 10 数分だから、地下鉄などよりずっと早い。パリで自転車 30 分というと、実は結構な距離を行くことができるし、1 回 30 分以内の乗り継ぎなら 24 時間何度でも 1 ユーロという料金も好ましい。メトロ・バスの定期をもたぬわたくしのような人間には、地下鉄より安い計算になるからだ。
 自転車自体は、サドルからハンドルまでの距離が微妙に長く感じる。というより、「ママチャリ」のような外見とは違い、マウンテンバイクに乗るときのように、ごく軽くだが前傾姿勢を強いられるということだ。小柄な人は、足が届くかどうかの心配とは別に、前傾姿勢から来る視野の狭さに注意しなければならないだろう。予想されなかった変速機も三段のがついており、走行はきわめて快適である。六歳から乗り続けてきた自転車魂に再び火が点いたようで、腿に疲労を覚えるほど調子に乗って飛ばしてしまった。自転車に乗って初めて気づいたことだが、パリはもしかして北から南に向かってなだらかに傾斜しているだろうか?

 パリから自動車を締め出す、少なくともその数を減らすための代替移動手段のひとつということだが、自動車から Velib' に恒常的に乗り換える人がそう数多くいるとは思われない。一方通行路の多いパリで規則を遵守しながら目的地を目指すというのは、割と面倒でもある。短期的には、旅行者やわたくしのように、そもそも車をもたぬ者がメトロ等の代りに乗るという形で利用されるだろう。
 しかし、ベルトラン・ドゥラノエが主導しているこの政策が間違っているわけではないと思う。バスや自転車専用レーン、あるいは Velib' ポイントを作るために道路幅を削るなどして、いわば間接的に、車が減ってゆく方向に進んでいるはずだからだ。長い目で見て応援したい。

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